2016年9月30日金曜日

歯茎の中で知らないうちに骨が溶ける!?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

一見健康そうに見える歯肉。痛みもなく口臭もそれほど気にならない。

でもレントゲン写真を撮ってみると実は・・!!!

歯を支える骨が溶けて歯周病がかなり進行してしまっているという事があるのです。

そのまま放置していたら近い将来には痛みが出たり歯がぐらぐらしたり・・。

酷い時には自然に歯が抜けてしまいます。食事の時に自分の歯がポロッと抜けて出てきたらショックですよね。

症状が出てきたときには手遅れになるかもしれません。

こうして歯周病は症状が無いまま静かに進行していく怖い病気です。

だから・・かかりつけの歯科医院を作ってきちんと定期的にチェック、メンテナンス(歯石取りや歯磨き指導など)をしていく必要があるわけです。







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2016年9月29日木曜日

歯周内科で歯周病菌が消えなかったFさんのその後

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病の治療も他の歯科医院で受けたけれど・・と9年前に来院されたFさんのその後です。

中等度から歯によっては重度に近い歯周病でしたが、治療を当院でも継続してくださっていました。

7年程前に歯周内科と出会い、当院でも導入しましたのでFさんにもご案内してさっそく治療を開始しました。

Fさんはかぶせ物が多く、歯周内科が効きにくいお口の中の状態でした。

残念ながら効果が十分に得られない1割の患者様の中のお一人となってしまいました。

つまり治療後にもかなり数は減ったものの歯周病菌が少し残っていたのです。

でもFさんはまじめにその後も簡単なお掃除も挟みつつ、毎月きちんとプロのお手入れに通ってくださっています。

その結果・・

今でも歯周病では1本も歯を抜かずにちゃんとご自身の歯を使い、歯周病の進行はほとんど見られないまま現在に至ります。

正直に申し上げると歯周内科の治療も100%の結果ではありません。
歯周病菌の数は減るけれど完全に駆除出来ない事があるのです。

でもその結果も受け止めて、きちんとケアしていけばちゃんと結果は付いてきます。

こちらも誠心誠意、患者様の為に考えてお話します。

ご理解いただいてちゃんと継続できれば長く自分の歯で生活できるのです。

継続は力なり、のFさんのお話でした。















2016年9月28日水曜日

歯間ブラシ使ってますか?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯磨きの時に歯ブラシを皆さん使いますよね。

その他に補助的な道具を使っていますか?

デンタルフロスや糸ようじ、そして歯間ブラシといったものです。

歯ブラシを使ってまず上手に磨けるのが勿論一番大切な事ではありますが、では歯と歯の間はそれだけで十分でしょうか?

残念ながら歯ブラシだけでは中々届かないものなのです。

歯周病には歯間ブラシが使えるようになるととても効果的です。

歯と歯の間の歯肉の際の部分に直接アプローチできるからです。

ただし、ご自分に合ったものを使わないと歯肉を傷つけてしまったりきちんとお掃除できないので要注意です。

歯間ブラシは隙間に合わせて何段階も種類があるのです。
場所によってサイズも差し込む角度も違ってきます。

やはり歯科医院で歯科衛生士さんにアドバイスを受けるのが大切です。

ご自分に合った歯間ブラシを正しく使って歯周病予防に努めましょう!




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2016年9月27日火曜日

歯周病にかかりやすい食べ物!?

皆さん初めまして!こちらは六本木からも近い麻布十番で歯周内科治療を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

今回は歯周病と食べ物の関係についてのお話です。


甘いものを食べて歯を磨かないでいたり、コーラやソーダなどの炭酸飲料水ばかり飲んでいると

虫歯になりやすい、という話はよく耳にしますね。

では歯周病になりやすい食べ物って何だと思いますか?

歯周病の一番の原因は、歯に付着するプラークです。プラークを形成しやすい食べ物としては

キャラメルやクッキーなどの粘着性の高い食べ物、ガムやキャンディ、チョコなどの糖分の含まれている食べ物です。

糖分はプラークを形成する細菌の栄養分となってしまい細菌の活動が活発になってしまいます。

一方で、スルメや固い食べ物は唾液がよく出て歯周病予防にもなりますし、ニンジンやセロリなどの食物繊維も歯の表面にあるプラークを落としてくれるのに一役かっています。

ガムをよく噛むというのも唾液の分泌を促してくれてよいかもしれません。

定期的な歯科検診と歯ぐきによい食事をして歯周病予防をしていきましょう!





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2016年9月26日月曜日

舌に苔!? *

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

舌にも苔が生えるってご存知ですか?

まあ緑のあの苔そのものではありませんが、舌の表面が白っぽくなっていることはありませんか?

それを舌苔(ぜったい)と言います。

細菌や食べかす、新陳代謝の結果出てきた粘膜のカス(垢のようなものです・・)などから成ります。

何だか汚いイメージですよね。

口臭の原因の大部分は舌苔から、という説もある位なんです。

勿論歯周病菌も含まれていますから舌の上だけでも相当な数のバイキンがいることになります。

舌の上もお掃除する習慣を作りましょう!

そうすることで口臭予防にもなりますしお口全体の細菌の数も減ることになりますからね。

歯磨きのついでに歯ブラシで・・でも絶対(シャレじゃありませんけど・・)いけないという程ではありませんが、専用の舌ブラシやへら状のものもありますので是非かかりつけの歯医者さんで歯科衛生士さんに相談してみてください。

でもやりすぎには注意してくださいね。舌の表面が荒れてしまうこともありますのでやはり出来れば歯科医院での指導を受けたいものです。

そんな訳で今日も結論は・・”ちゃんと歯科受診しましょう!”でした。





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2016年9月25日日曜日

歯周病専用の歯磨き粉は効く?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

世の中には歯周病に効く!と謳っている歯磨き粉が沢山売っていますよね。

確かに歯周病に効く歯磨き剤には歯肉を引き締めたり、歯周病菌を減らす成分が入っていたりします。

当院でもかなり有効と感じる専用の歯磨きの際に使うお薬(ペリオバスターと言います)をご案内しています。

でもそれで安心しないでください!!

歯周病はいかに歯周病菌を減らすか、という事が大切です。

その為には歯磨き剤だけでは不十分です。

毎日100点満点の状態にご自分のお口の中を完璧に綺麗にするのは歯科医師や歯科衛生士自身でも極めて難しいことなのです。

それぞれの歯磨きの際には癖があるもので磨き残しが出やすい箇所には日々歯周病菌の塊である歯垢(プラーク)が溜まっていくのです。

ご自身での毎日の歯磨きは勿論ですが、やはり歯科医院でプロに定期的にチェックをしてもらい、お掃除をしてもらうのが大切なんですね。

        
           



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2016年9月24日土曜日

歯周病は感染症!?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

実は歯周病は感染症です。

感染症というと風邪、インフルエンザ、腸炎など、なんとなく体全体の病気のイメージがありますか。

歯周病は歯周病菌による立派な感染症です。(ちなみに虫歯も虫歯菌による感染症ですよ!)

感染症は病気の原因になる菌やウイルスなどがいなくなれば病気は治っていくはずですよね。

歯周病の治療でもその元凶である歯周病菌をいかに取り除くか、という事に注目してきました。

従来の歯周病治療は歯周病菌の塊である歯石や歯垢(プラーク)をいかに取り除くか、という取り組みでした。

外科処置をして歯肉の内側深くについた歯石を取り除いたりすることもあります。

そして患者さんご本人にも徹底的な歯磨きを求められるのです。

歯科医師、歯科衛生士の技術はもちろんですが、患者さんご本人にも高度な歯磨き技術を求められてきたのです。

中々難しそうですよね。

歯周内科でも歯石を取り除いたり患者さんご本人の歯磨き、定期的なプロのお掃除は大変重要です。

でも歯周病菌を除菌してから行うのでその精度も上がり、お手入れも楽になるのです。









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2016年9月23日金曜日

歯周ポケットって?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。



今日は最近テレビのコマーシャルなどでも耳にすることがある歯周ポケットについてお話したいと思います。

歯周ポケットとは歯と歯肉の境目にある溝のことを言います。

この溝のお掃除がよくできていないと歯周病菌が繁殖して歯周病になっていくわけです。

歯医者さんに行った時、何やら道具を歯肉に入れてチクチクする検査を受けたことがある方も多いかと思います。

その検査をしている場所が歯周ポケットなのです。

健康な歯肉にも溝はありますが、歯肉が腫れていたり歯周病で骨が溶けてしまっているとこの歯周ポケットが深い溝になってしまいます。

そして溝が深いとその奥の方は自分ではお掃除しきれずに、空気の嫌いな歯周病菌が更に増えてしまうという悪循環に陥っていくのです。

歯周病の治療で戦っているのはこの歯周ポケットの中の細菌をいかに減らすか、という事です。

歯周内科では歯周ポケットの中の細菌について位相差顕微鏡やDNA検査(リアルタイムPCR法)で検査してお薬で除菌し、細菌の塊である歯石や歯垢(プラーク)を取って治療を進めています







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2016年9月22日木曜日

ストレスと歯周病

皆様こんにちは。六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯周病は歯周病菌による感染症です。

でも歯周病菌がお口の中にいたら必ず歯周病が進んでしまうかというとそうでもありません。

勿論普段のお手入れの状況や歯科医院でのメンテナンスの状態にもよりますが、免疫力の低下やホルモンバランス、おタバコの影響など様々な要因によって起こってきます。

では精神的なストレスがかかるとどうなるでしょうか?

自律神経のバランスが崩れて免疫力が低下すると、歯周病菌に負けてしまうのです。

そして歯ぎしりや食いしばりをするようになると歯周病が悪化しやすくなります。

さらに、ストレスがかかるとサラサラ唾液も出にくくなって歯周病菌が増えやすい環境になってしまいます。

ストレスは全身にも様々な影響を与えますよね。

お口の中の健康のためにもストレスを溜めない、解消する工夫が必要なんですね。

でも避けられないストレスもあるでしょう。

ストレスに負けない様に正しい歯磨きや歯科医院でのケアで歯周病の進行を食い止めましょう!











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2016年9月21日水曜日

歯がグラグラするのは歯周病?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

歯がグラグラしてご心配な方はいらっしゃいませんか?

歯が揺れる原因にはいくつかあります。

生理的動揺といって良く見ると健康な歯でも少しは動くものですが、ご自身で感じるほどのグラグラにはやはり何か問題があると考えなくてはならないでしょう。

歯を強くぶつけてしまったり、歯の根が割れていたり、一部の歯に強い力が掛かってしまっている場合、根の先の膿が溜まっているいる場合なども考えられますが、歯周病が原因となる場合が多いものです。

では歯周内科などで歯周病が良くなったらグラグラも良くなるのでしょうか?

歯周病で歯がグラグラするのは歯の周りに炎症が起きて歯を支える骨が溶けて減ってしまった為です。

歯周病の治療をして良い状態になると、歯肉が引き締まり、歯を支えている周りの組織の炎症が治まるため、ある程度グラグラする状態は改善されます。

あまりにも歯を支えている骨が減ってしまっていると揺れが収まらない事もありますので、歯周病に限らず他の原因がないかどうかも含めて診断が必要です。

やはり早目に歯科医院受診が大切ですね!






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2016年9月20日火曜日

お口のネバネバは歯周病のせい?

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

お口の中が何だかネバネバして気持ちが悪いと感じる事はありませんか?

まずお口を潤す唾液の影響は大切です。

唾液にはサラサラした唾液(漿液性唾液)とネバネバした唾液(粘液性唾液)の2種類があります。

ストレスや緊張状態などの状態になると交感神経が優位になってネバネバ唾液が出やすくなるのです。

そして眠っている間は唾液の分泌が減るので特に朝起きた時、ネバネバを感じることも多いでしょう。

唾液が少ないと細菌を洗い流してくれる作用(自浄作用)も減ってしまうのでお口の中の細菌も増えやすい環境になります。

そして普段の歯磨きの状況や歯科医院でのケアが行き届いていないと歯周病になってしまいます。

歯周病は細菌が増えて起こります。

細菌が増えると歯垢(プラーク)というベタベタした集団を作ります。

そして重症になってくると体が細菌と戦って歯肉から膿が出てくるようになります。

そういった歯垢や膿の影響でもお口の中がネバネバした状態になるわけです。

つまり唾液の減少も普段の歯磨きも、歯科医院でのお掃除もすべてが関係してネバネバ感を作っているのです。

気になる方は歯科医院で相談してみましょう!






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2016年9月19日月曜日

禁煙をして歯周内科治療を!

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

以前のこのブログで喫煙は歯肉にも悪い、というお話を載せましたが、実は歯周内科の治療にもおタバコは邪魔をするのです。

歯周内科で使う抗生物質はファゴサイトデリバリーという仕組みで効きます。

ファゴサイトデリバリーというのは白血球にお薬が乗ってばい菌がいる患部に到達するという意味です。

しかしタバコを吸う方はその白血球の働きが悪くなっていますのでお薬が効いて欲しいところに到達出来ないというわけです。

…というわけで歯周内科の治療の際には禁煙をしていただく事にしております。

愛煙家の方には残念なお話ですが。

さらに治療後も喫煙を再開すると再発率も上がってしまいます。

これを機にずっと禁煙なさるというのはいかがでしょうか?

体に悪いと分かっていても中々止められないのが愛煙家のお気持ちかと思いますが、それで歯が抜けていっては悲しいですよね。

タバコを取りますか?歯を取りますか?