2018年4月21日土曜日

関節リウマチと歯周炎の関係性って? U-17

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


歯周炎とお身体の病気の関係性についてよく報道されていますが、
その中で
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・早産、低出生体重児
・脳血管疾患
などが知られています。

最近、歯周炎と関節リウマチの関係性について注目されています。

関節リウマチ患者さんの約8割の血液中には、抗シトルリン化蛋白抗体(抗CCP抗体)という抗体が検出されます。

この抗体は、しばしば関節リウマチの発症に先立って発見されます。

また、歯周病菌の一つとして知られているP.g菌という細菌が、シトルリン化を起こす酵素を産生する細菌であることが報告されています。

そのため、歯周炎に罹患することで、この歯周病菌によるシトルリン化酵素の産生が
抗シトルリン化蛋白抗体(抗CCP抗体)の産生に関与し関節リウマチの発症に関与する可能性が指摘されてきました。

他にも、口の中にいる歯周病菌が胃などを経由して腸に届き、腸内細菌のバランスに影響を与えて関節リウマチを悪化させるメカニズムの一端が報告されています。

ヒトでも同様の仕組みが働いている可能性があり、お口の中の細菌を調べることで全身の健康がチェックできることを目指し研究が進められています。

また、
歯周炎の細菌が作り出す毒素(炎症性物質)によって関節リウマチが発症・進行したり、
関節リウマチの症状が重くなったりすること、
歯周病治療によって関節リウマチの症状が改善されることが明らかになっています。

歯周病治療がお身体の病気の予防や治療に役立つことがわかってきた今日この頃、
ますますお口のお手入れを継続することがお身体の健康に寄与すると言えます。

当院では、「歯周内科」という専門的な歯周病治療を行っています。

正しいお口のセルフケアと、歯科医院での専門的お口のケアで健康なお口とよりよいお身体の状態を保っていきましょう!



素敵な笑顔は健康な口元から。

輝く白い歯を手に入れたい方、
歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!



http://www.azabu-msdental.com/

2018年4月19日木曜日

ヨーグルトで菌活!?

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。



スーパーに行くと、沢山の種類のヨーグルトが販売されていますね。

皆さんはお気に入りのヨーグルトがありますか?もはや今はもう、‘腸内細菌で腸内環境を整える’ というのは当たり前の事になっているかもしれません。

数多くある細菌の中で、最近また注目すべき菌が発表されました。

その菌は、お口の中の状態を整えてくれる細菌なんです。その名も’ロイテリという乳酸菌です。

スウェーデンにあるバイオガイア社の研究所で、このロイテリ菌がロイテリンという抗生物質を作り、細菌・ウィルスの発育を抑制し、むし歯の原因菌や歯周病の原因菌を減らすということがわかりました。

ロイテリ菌を14日間摂取し続けたところ、むし歯の原因となる口腔内のミュータンス菌が20%にまで減少したそうです。

継続して摂取することにより、口腔内の細菌バランスが整い、歯周病やむし歯を予防できる事が大いに期待できます。

ヨーグルトであれば、日常生活の中に取り入れて摂取できますね。

今はサプリメントもあるので、外出先でも手軽に採り入れる事ができます。

しかしヨーグルトを食べていれば絶対大丈夫!という事ではありません。
あくまでも補助的なサポートです。

日頃からかかりつけ医に行って、検診することをお勧めします。

当クリニックでは検診のみも行っていますので、’ちょっと気になるな’ ということがあればお気軽にご相談くださいね。



http://www.azabu-msdental.com/