2017年6月17日土曜日

歯ブラシの寿命

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

皆さんはご自分で使っている歯ブラシを観察したことありますか?


「食べたら歯を磨かなくちゃ!」と思い、歯ブラシの観察をしないで歯磨きをしている・・・なんていう方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?

歯ブラシは1日に、少ない方で1~2回、多い方だと4~5回使用されています。

お口の中には多くの細菌が存在しており、歯磨剤を使用して磨いたとしても歯ブラシにはたくさんの細菌が付着します。

水気があるとその周りから細菌が繁殖しやすいように、歯ブラシの場合も流水で洗い流してから乾燥をよくしないと菌増殖の原因になってしまいます。

また、毛先が広がってきてしまうとせっかく磨いても汚れがよく落ちません。

クリーニングをして、お口の汚れを説明すると「毎日磨いているのにどうして!?」と仰る方がたまにいらっしゃいます。

よくよく聞いていると、同じ歯ブラシを何か月も使用しているとのこと。

それでは折角の汚れを落としても、ほとんど効果が期待できませんね。。。

歯ブラシにも寿命があります。そして毛の硬さにも種類があり、その方のお口の状態に合った歯ブラシ選びが大切です。

毛先が広がってきたら、歯ブラシの交換(おおよそ1か月をめどにするとよいでしょう)を。

そしてご自身にあった毛先の硬さはお口の専門である歯科医院で一度チェックをしてもらい、より効果的で健康なお口の状態を保ってくださいね!

http://www.azabu-msdental.com/


2017年6月12日月曜日

爪楊枝法

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

岡山大学歯学部予防歯科学の教授が考案した'つまようじ法’についてお話したいと思います。

’つまようじ’と聞くと、年配の方が食後につまようじを手にとり、歯の間にはさまった汚れを取っている・・・そんな光景を思い浮かべる方がいらっしゃるかもしれませんね。

・・・いえいえ、そうではなくてこの’つまようじ法’はとても画期的な方法なんです!

歯ブラシの毛先を歯と歯肉の境目にあてて、上の歯は下向きに、下の歯は上向きに傾けながら歯の間に歯ブラシの毛先を少し入れてプラーク(歯垢)を押し出す方法なんです。

歯肉マッサージをするようなイメージですね。

この方法を繰り返し行っていけば、歯茎が強くなり歯周病菌にまけない歯肉になり、また歯の汚れも同時にとれて一石二鳥だそうです。

以前から、軽度の歯肉炎は適切なブラッシングをすれば健康な歯肉に戻るとは言われていますが、なかなか上手なブラッシング法を行うのは難しいですよね。

特に就寝中は唾液の分泌量が減るため、就寝前にしっかりブラッシングをしないとお口の細菌が増えてしまい、歯周病や口臭の元となってしまいます。

ご自身で行っているブラッシング法がきちんと歯の汚れを落としているか、
一度歯の専門家にチェックしてもらうのがよいかもしれません。

当クリニックでは、歯周病や口臭の治療も行っています。
お気軽にご相談ください。

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2017年6月10日土曜日

味覚とアンチエイジング U11

皆様こんにちは。



六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

味覚とアンチエイジングが関係していることはご存知ですか。

味覚には 5つの基本味として甘味・塩味・酸味・苦味・うま味に分類され、
それぞれに役割があります。

甘味・うま味・塩味:
アミノ酸・ミネラル源など栄養のシグナル → 摂取を促すように働く

酸味・苦味:
腐敗物や毒のシグナル → 摂取しないように働く

また、味覚は、体内栄養バランスを維持する役割があります。

例えば、糖・アミノ酸やミネラルが不足すると、
その足りない物質の味を手掛かりとして欠乏物質を取り出し摂取し、
逆に多くなりすぎると摂取をやめます。

歳を重ねると味覚はどうなるのでしょうか。
味覚は、視覚・聴覚・嗅覚に比べると比較的衰えにくいといわれています。

50歳頃まではほとんど変わらず、それ以降はゆるやかに
塩味で2.8倍、甘味で2~3倍、苦味で2倍、酸味で1.3倍その閾値(味を感じる最低濃度)が上がり、加齢とともにゆるやかに味覚低下する可能性が報告されました。


味覚はお口だけに関わるのではなく、消化管・膵臓・視床下部などさまざまな臓器にも発言し機能を発揮しています。

食事を抜くことや、偏食によって機能が低下することも報告されています。

口腔ー脳ー腸の味覚受容体を、一日三度のおいしい食事をしっかり噛んで刺激することは
私たち人間に備わっている本来の機能を引き出す効果があります。

美味しく噛んでお食事を頂くために、定期的な歯科医院でのチェックを行っていきましょう。

当院では、歯周病の原因となる細菌検査やクリーニングだけでなく、
歯肉や舌のマッサージも行っています。
きれいな舌でおいしく日々の食生活を楽しく送りましょう。


歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!


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2017年6月3日土曜日

お口の健康を支えるサプリメントの機能性 U10

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


お口は、生活を送る上でとても重要なところです。

食べ物を消化する消化管の入り口であるだけでなく、嚥下の一部を担い、
呼吸器や感覚器の一部であるほか発声・味覚に関わり、感情を表現する表情のキーを担っています。

より良く年齢を重ねていくアンチエイジングの考え方においても
お口の健康の低下は身体の老化へ関与する重要なポイントとされており、
パタカラ体操やあいうべ体操なども地域の施設で積極的に行われるようになってきました。

また、最近健康へのニーズの高まりから、お口の健康に関連する健康食品としての一般食品や、保健機能食品の普及も盛んになってきました。

当院では、サプリメント外来も行っています。
当院でおすすめのサプリメントに含まれる一部をご紹介します。


<むし歯に対して>
う蝕は、お口の中の糖をもとに口腔内細菌が産を作り、歯を溶かしてしまう病気です。

そのため、虫歯予防はお口の中の汚れを除去すること・細菌が増える環境を作らないことが基本となります。

その他の対処法として、キシリトールを含むガムやタブレットの利用も有効です。

では、どうしてキシリトールはう蝕予防に有効なのでしょうか。

キシリトールは、果物や野菜に含まれている糖アルコールの一種で
シラカバなどから抽出されたキシランヘミセルロースを原料とした甘味料として使用されています。

これは血中のグルコース濃度にほぼ影響を与えず、
またむし歯菌の一つであるミュータンス菌は、キシリトールを原料としてエネルギーに変換できません。

よって、ミュータンス菌の数を減らすことでむし歯予防効果を期待したガム・タブレットが普及しています。

もちろん、ガムやタブレットを利用することで唾液の分泌が促され、むし歯菌のえさとなる食べかすや汚れを洗い流す効果も期待できます。


<歯周病に対して>

歯を失う二大原因はむし歯と歯周病で、細菌が感染することによって起きる生活習慣病の一つでもあります。

歯周病が進行すると、歯周ポケットが深くなり歯を支える歯槽骨(しそうこつ)が吸収し、歯がぐらぐらになり失うことになります。

その予防としてもっとも効果があるのは日々のブラッシングと定期的な歯科医院でのクリーニングによる清掃・原因除去です。

補助的な手段として、「コエンザイムQ10」による効果が知られています。

コエンザイムQ10は、身体の細胞に存在する補酵素と呼ばれる物質で、
酸化に対する「抗酸化作用」があります。

では「酸化」とは?

これは、バナナの皮をむいて放置しておくと黒くなってしまうようなことで、
人間の身体も参加し過ぎることで老化が進んでしまいます。

コエンザイムQ10は、この酸化の原因である活性酸素を除去する働きである抗酸化作用を持っています。

疲労回復・美容・ダイエット効果・心臓の機能向上・がんや生活習慣病の改善、予防に効果があるといわれていますが、
歯周病やドライマウスにも効果があることがわかってきました。

日本におけるコエンザイムQ10と歯周病の研究において、
唾液中の抗酸化力が高まり口臭が半分程度に低下する傾向や、
プラークや歯肉出血への効果が報告され
還元型コエンザイムQ10がお口の中の環境を改善させる可能性が指摘されています。

<ドライマウスに対して>

日本の研究で、還元型コエンザイムQ10により唾液分泌量の増加と唾液に含まれるコエンザイムQ10の増加が報告され、
ドライマウスにも効果があることが報告されています。


そのほか、健康的な若さを保つためのサプリメントなど、
あなたにあったニーズに合わせたものをおすすめできる
サプリメント外来も当院では行っています。

歯と口元を美しく健康にするM’sデンタルクリニックへ
お気軽にお問い合わせください!


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