2018年3月19日月曜日

思春期の口腔ケアについて

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


今回は思春期の口腔ケアについてです。

思春期は女子が男子よりも早く表れると言われています。女子は10歳前後~、
男子は11歳前後~始まり18歳頃まで続きます。

乳歯から永久歯に生え替わる間もない時期は、永久歯が一番虫歯になりやすいと考えられています。

親の仕上げ磨きがなくなると自分で歯磨きをするようになりますが、この時がむし歯になりやすい時期のため、要注意なんです!

なぜなら、今まで仕上げ磨きをしてもらっていたお子さんが1人で磨く事により
磨き残しがそのままになってしまい、それが長期間続くとむし歯になってしまうのです!

思春期の後半では、むし歯の危険性は無くなりますが、歯ぐきの具合が悪くなったりすることがあります。それは思春期に特有の ’思春期性歯肉炎’ です。

これは思春期におけるホルモンバランスの変化が原因と考えられており、一般の(成人性)歯肉炎とは区別しています。

親の手が離れても
・時には歯磨きの様子を見てあげる
親子そろって歯の検診を受けてみる

事がとても大切です。

当クリニックでは、親子で検診にいらっしゃる方も大勢います。
唾液検査や遺伝子検査で、歯周病になりやすいタイプかむし歯になりやすいタイプかを検査し、様々な予防プランをご提案しています。

どうぞお気軽にお問合せくださいね!


http://www.azabu-msdental.com/




2018年3月17日土曜日

入院患者への口腔ケア ~早期退院への取り組み~

皆様こんにちは。

六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。


前回、口腔ケアによるインフルエンザ予防をお伝えしましたが、今回も口腔ケアの大切さについてお伝えしようと思います。

今回は、総合病院で行われている口腔ケアについてです。

歯周病菌と全身疾患(心内膜炎や糖尿病など)の関係についてはブログでもお伝えしたり、テレビなどでご存知の方は多いと思います。

千葉県にある総合病院では、病気や手術で動くことのできない患者さんに口腔ケアを行うことによって肺炎予防を行っているそうです。

肺炎というと高齢者の方が多いイメージがありますが、こちらの病院では骨折などで思うように体を動かすことのできない入院患者を対象に、歯科医師が整形外科病棟に出向き、若い方にも口腔ケアを行っているとのことでした。

高齢者でなくとも、入院により口腔状態が悪くなると肺炎にかかってしまうことがあるようです。

また、がん患者に対する口腔ケアもこの病院では積極的に行っており、手術前に口腔清掃を行うと、術後の回復が早く入院日数が劇的に減ったそうです。

興味深いことに、抗癌剤の副作用の一つである口内炎が著しく減ることがわかり、最近では術前の口腔ケアを行う病院が増えてきたそうです。

これまでも口腔ケアの大切さをお伝えしてきましたが、歯科医院のみならず総合病院でも口腔ケアの認知度が高まってきたことは喜ばしいことです。

皆さまにも口腔ケアがもっと身近なものになると嬉しいです。ちょっとしたことでも気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。

当クリニックでは、皆さまの歯の健康を守るお手伝いをさせて頂いております。





http://www.azabu-msdental.com/