2018年8月30日木曜日

唾液の力 *

皆様こんにちは。

 六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。

 皆さん、朝起きた時に口の中がネバネバしていると感じた事はありませんか?
楽しい時やリラックスしている時、そんな時は唾液の存在を感じたりすることはあまりないかと思います。

 唾液には、粘性のある唾液とサラッとしている唾液の2種類があります。

緊張をしているような時は、交感神経が活発になっているので粘性のある唾液(粘液性)が分泌され、リラックスしている時は副交感神経が活発になるのでサラッとした唾液(漿液性)が分泌され、口腔内に排出されます。

 お口の中の唾液の状態で、ご自身が「今日は緊張している」かどうか知る一つの目安になります。

 また唾液には別の役割があります。それは ’外敵から体を守る’ 事です。
唾液中にはIgA(アイジーエー)抗体という抗菌物質が含まれており、その中に特定の虫歯菌に対して抵抗する力をもつ抗体があります。

また、むし歯菌に抵抗を示すばかりではなく、風邪やインフルエンザといった鼻や口から侵入するウィルス感染症を防ぐ役割も持っています。

 IgAを増やすためには。。。。
・過度な運動やストレスを避ける。
・唾液腺マッサージで ’さらさら唾液’ の量を増やす。
など、行うことが大切です。

 唾液の性質は個人差があるため、どの程度の抵抗性を示すかは一概には言えません。
 
当院では、唾液サンプルから皆さんがむし歯になりやすいかどうか、唾液の性質を調べる検査も行っています。またご要望があれば、今後のお口のケアのご提案もさせて頂いております。

 ’ちょっと気になるな’ ということがあればお気軽にご相談くださいね。



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