2017年8月21日月曜日

歯周炎の予防法と原因菌 U14

皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。



立秋を迎え、朝晩の涼しさや蝉の声に秋の気配をかすかに感じられる頃となりました。


季節の変わり目は何かと体調を崩しやすい時期です。


体調不良の時に歯肉が腫れたり痛んだりしませんか。

歯周炎はいわゆる細菌性の炎症で、全身の状態の鏡ともなります。

一般的な歯周炎の治療では原因となる細菌を特定するようなことはあまりないのですが
当院では歯周内科という専門の治療を行っています。

歯周炎は感染症ですので、原因となる菌がわかればより適切な対処ができます。

歯周内科では、位相差顕微鏡でお口の中の菌を探り、お口の清掃と合わせて薬剤を用いる内科的アプローチを行います。

では、お口の中にいる菌にはどのようなものがあるのでしょうか。


1.真菌:いわゆるカビです。

カビはどんな方のお口の中にもいます。

お風呂の中に生えるようなカビと同様、ネバネバしてブラシが届きにくい部分に溜まって根をおろします。

体調が悪い時に増えやすく、時に舌や歯肉がピリピリ痛むカンジダ性の炎症を起こすことがあります。

2.細菌:歯周炎の原因菌の代表的なものにスピロヘータがあります。

位相差顕微鏡でこのような細菌が見られると、現在歯周炎が進行しているか将来的に歯周炎が進行しやすい状況にあると言えます。

3.原虫:口腔トリコモナスや歯肉アメーバなど、寄生性を持ち病原性をもつ微生物のことです。

人と人との接触で伝播することがあります。



厚労省の報告では歯肉に何らかの疾患を抱えている方は20代で70パーセント以上と言われています。


では、このような菌を減らすにはどうすれば良いのでしょう。

以前も記事にしましたように、

お口の中の細菌たちは、磨き残しや食べかすなどの汚れや自浄作用の低下により、バイオフィルムという細菌がスクラムを組んだ状態がが形成されやすくなります。


バイオフィルムが歯周ポケットの中に形成されると、歯肉に炎症が起こり腫れや痛み、出血しやすくなります。
この状態が歯周炎です。

バイオフィルムはヌルヌル・ネバネバとしていてうがいでは洗い流されずにへばりつき、
次々に細菌を巻き込んで結びつきを強化していきます。

バイオフィルムを除去するには、お風呂掃除と同じで、清掃を行い物理的に細菌のスクラムを壊していくのが効果的です。破壊されればお薬の効果も期待できます。

歯周内科では抗生物質の内服も合わせて行うことがありますが

ご自身でのセルフケアに、菌を抑えるペーストやジェルを併用することもおすすめしています。

ヒノキチオールという、カビを抑える作用が含まれたスプレーやジェルの販売も行っています。天然成分配合で安心してお使い頂けます。


口臭が気になる

歯肉の腫れ、出血、色が気になる
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何か気になることはありませんか

正しいお口のセルフケアと、歯科医院での専門的お口のケアで健康なお口と

よりよいお身体の状態を保っていきましょう!



素敵な笑顔は健康な口元から。

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