前回、口腔ケアによるインフルエンザ予防をお伝えしましたが、今回も口腔ケアの大切さについてお伝えしようと思います。
今回は、総合病院で行われている口腔ケアについてです。
歯周病菌と全身疾患(心内膜炎や糖尿病など)の関係についてはブログでもお伝えしたり、テレビなどでご存知の方は多いと思います。
千葉県にある総合病院では、病気や手術で動くことのできない患者さんに口腔ケアを行うことによって肺炎予防を行っているそうです。
肺炎というと高齢者の方が多いイメージがありますが、こちらの病院では骨折などで思うように体を動かすことのできない入院患者を対象に、歯科医師が整形外科病棟に出向き、若い方にも口腔ケアを行っているとのことでした。
高齢者でなくとも、入院により口腔状態が悪くなると肺炎にかかってしまうことがあるようです。
また、がん患者に対する口腔ケアもこの病院では積極的に行っており、手術前に口腔清掃を行うと、術後の回復が早く入院日数が劇的に減ったそうです。
興味深いことに、抗癌剤の副作用の一つである口内炎が著しく減ることがわかり、最近では術前の口腔ケアを行う病院が増えてきたそうです。
これまでも口腔ケアの大切さをお伝えしてきましたが、歯科医院のみならず総合病院でも口腔ケアの認知度が高まってきたことは喜ばしいことです。
皆さまにも口腔ケアがもっと身近なものになると嬉しいです。ちょっとしたことでも気になる事がありましたら、お気軽にご相談ください。
当クリニックでは、皆さまの歯の健康を守るお手伝いをさせて頂いております。
http://www.azabu-msdental.com/
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