皆様こんにちは。
六本木からも近い麻布十番で歯周内科を得意としている女性歯科医師のクリニックです。
前回に続き、今回も唾液のお話です。
今回は、唾液に含まれている成分のお話です。
前回に続き、今回も唾液のお話です。
今回は、唾液に含まれている成分のお話です。
成長因子とは、細胞の増殖や成熟をうながすたんぱく質のことです。
現在唾液の中から2つの成長因子が見つかっています。
ひとつは粘膜や血管などの細胞の増殖を促すEGF(表皮成長因子)で、皮膚や粘膜が傷ついたときに、それを修復するように働きます。
動物が傷口をなめるのは、消毒のほかに傷を早く治すためでもあるのでしょう。
もうひとつはNGF(神経成長因子)と呼ばれる神経細胞の成熟をうながす物質です。
マウスの唾液腺を摘出して成長を観察すると、歯が生えてこなくなったり、毛のツヤがなくなったりまぶたが開かないなどの成長不順や神経系の障害が現れました。
そこで、唾液には成長に関係する特別な成分が含まれているのではないかと考え、ついに唾液の中にEGFとNGFが存在していることを突き止めたのです。
この業績でアメリカの生化学者スタンリー・コーエンは1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞しています。
NGFは最初脳の大脳皮質から見つかりましたが、その作用から大脳の働きの活性化に作用するといわれています。
つまり学習能力や集中力を高めることに関与していると考えられているのです。
さらに身体を動かすスポーツや日常活動で、集中力を養っている可能性が高いとも考えられてもいます。
例えばガムを噛んで唾液をたっぷりと分泌させると、NGFの効果で集中力が高まる可能性が大いにあるのです。
http://www.azabu-msdental.com/
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